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IT経営教科書

IT経営教科書の公開について

IT経営応援隊を支援するIT経営教科書の公開について

1. IT経営教科書作成の経緯

中堅・中小企業のIT経営実現の支援を目的としてIT経営応援隊事業が平成16年度より平成18年度までの3ヵ年事業として実施されることとなり、IT経営応援隊幹事会のもとに「IT経営百選選考委員会」と「IT経営教科書作成委員会」を設置して活動を開始しました。
「IT経営百選選考委員会」はIT経営をすでに実現しているIT経営先進中小企業を選定し、認定を行います。

これに対し「IT経営教科書作成委員会」は、IT経営実現の壁に直面し前へ進めないでいる中小企業経営者の方々に向けて、IT経営実現のために参考となる事例などを紹介するIT経営教科書を作成し、広く一般に公開し普及するための事業を行います。

平成16年度に開発されたβ版を、各方面からのアンケートとヒアリングに基づいて改訂し、平成18年度に最終版として公開しました。

2. IT経営教科書の構成と概要

 

(1)経営者向けIT経営教科書として次の3点を作成いたしました。

  • IT経営紹介パンフレット  「IT経営のススメ」
  • 経営者向けIT経営教科書  「これだけは知っておきたいIT経営」
  • IT経営実現プロセスが見える事例集  「IT経営気づき事例集」

IT経営紹介パンフレット「IT経営のススメ」は経営者の方々に簡易自己診断をしていただき、IT経営へ取組むためのきっかけ作りをするための資料です。さらにIT経営を詳しく学びたい方にはIT経営教科書が準備されていることを紹介しています。セミナーなどで広く配布していただくことを狙いとしています。

経営者向けIT経営教科書は中小企業の経営者が直面する悩みの多くがIT活用により解決できる可能性が高いことに“気付いて”いただくこと狙いとして作成されました。 自社の現状を自己診断していただくことにより、「今後どのようにIT経営実現に向けて取り組めばよいか」のガイドラインを見出せるように編集されています。経営戦略策定からIT経営企画までのプロセスを自力で取り組むための効果的な手法の紹介を行い、これらの手法活用のためのテンプレートと記入例を提供しました。

IT経営気づき事例集は等身大の事例企業の経営者の方々が、IT経営の重要性に“気付き”、IT経営を実現するまでの過程を紹介しています。身近な事例の“気付き”プロセスを可視化することにより、自社のIT経営実現のための参考にしていただくことが狙いです。

(2)中小企業支援機関・支援者向けに支援者マニュアルを作成いたしました。

  • IT経営支援者マニュアル

中小企業のIT経営実現を支援する支援機関や支援専門家の方々向けに、このIT経営教科書を活用して効果的な支援していただくためのマニュアルを準備しました。 IT経営応援隊が提供している支援策の全体像についての解説も行っていますので、合わせてご利用ください。

3.IT経営教科書作成のポイント

 

IT経営教科書は、以下をポイントに作成しました。

(1)IT先行の取り組みではIT経営は成功しません。まず経営課題を解決するための「経営戦略ありき」で取り組むことの重要性を「IT経営のススメ」パンフレットでガイドします。

(2)一部の先進中小企業を除き、多くの中小企業がITを活用したIT経営を実現できていません。何らかの壁に突き当たって前へ進めないでいるのです。「IT経営教科書」はどんな壁がIT経営実現の障害になっているかを自己診断し、解決策を見出せるようなガイドを提供します。

(3)多様な中小企業は企業規模、IT経営成熟度レベルなどに応じて、解決策が異なります。中小企業を層別化して、身の丈にあったIT経営を目指すことの重要性をガイドします。

(4)IT経営実現には先行事例が参考になります。それも結果だけでなく、取り組むべき経営課題の存在の最初の「気付き」から、IT経営実現に至る一連の途中経過(プロセス)が見えることが最も参考になります。このような観点からIT経営実現プロセスを「見える化」した「IT経営気づき事例集」を提供することにしました。現時点ではまだ30事例の小さな事例集ですが、今後継続し充実していく計画です。

4.β版の改訂概要

 

平成16年度に開発された「β版」は、平成17年度の実証事業(各方面の経営者向けセミナー、経営者研修会等での活用を通じたアンケートとヒアリング)に基づいて改訂され、平成18年度に「最終版」として公開しました。改訂の概要は下記です。

(1)これだけは知っておきたいIT経営「β版」

経営者が、経営戦略策定からIT経営企画までのプロセスを自力で取り組めるよう、効果的な手法の説明、テンプレートと記入例などを追加し、主にSECTION3~5の改訂を行う。
また、事例をより多くの経営者に知ってもらい、利用されるよう、前半のIT経営の解説部分と後半の事例部分を分離し、「IT経営気づき事例集」として分冊化する。事例集の内容については、新たに21事例を追加、事例検索キーの改善、1事例2頁にする等の改訂を行う。

(2)IT経営支援マニュアル「β版」

IT経営応援隊活動の中でより普及が進むよう、冒頭に活用が想定される支援者に対する活用方法等の説明の追加、支援施策内容の更新、タイトルの見直し等の改訂を行う。

IT経営教科書作成のポイント

IT経営教科書は、以下をポイントに作成しました。

  1. 中小企業における経営改革・経営課題の解決のための手段としてITの利活用を行うことが重要である。

  2. まず、初年度は中小企業経営者が1.に「気づく」ために必要なポイントに焦点を当てた「気付き編」及び「IT経営編」で構成された「教科書」を作成する。

  3. 「教科書」は、多様な中小企業を企業規模、IT経営成熟度の軸で分析した上で作成する。また、IT経営の成功の要因についての仮説をもとに、経営改革のためのIT利活用に成功した企業に対してヒアリング、インタビューを行う。

  4. 1~3によりまとめた「教科書」(IT経営教科書)をベースに、普及対象、IT経営熟度、目的等に応じて加工し、「普及版」(IT経営教科書普及版)として、中小企業経営者用や支援メンバー用等をきめ細かく作成する(予定)。

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