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プロフィール
企業概要 株式会社アンスコは、精密ねじ専用機械の製造から事業をスタートさせました。精密ねじ専用機の自社開発と精密ねじ一貫生産による安定供給体制が当社の強みです。高品質の精密ねじをより速く安く生産するための機械を自社開発し、付加価値の高いねじを製造・販売しており、特に機械工具専門商社から、大きな信頼を得ています。 |
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ユーザーの海外移転ともない現地調達の傾向が強くなるとともに、顧客からはQCDすべてにおいて要求の水準が上がっています。国内および台湾・韓国・中国など海外メーカーとの競争も激化している状況です。内部環境においては、技術者の高齢化から、新たな人材の確保と技術伝承が求められ、仕事の標準化と高度化が必要です。社員のモチベーション向上も課題の一つとして挙げられます。
問題を解決し、売上・利益をアップするためには、よりよいコミュニケーションによる風通しのよい組織体制を整備しなければなりません。また、生産計画・進捗の「見える化」を図り、在庫低減や迅速な納期回答ができるSCMの仕組み構築を目指しています。さらに、業績・収益情報を共有化し、生産品目・顧客など項目別の収益分析による収益向上戦略の実行、継続的に人材開発できる仕組みの構築などを重要経営課題とし、IT経営にも取り組みました。
納期遅延を防ぎ、顧客満足度を高めるため、販売管理と在庫管理を徹底。生産計画と工程進捗管理により、生産状況を見える化し、リードタイムの短縮に取り組んでいます。さらに、工程内在庫、製品在庫を可視化することで在庫を削減。製品・顧客・部門別に収益情報を共有化し、管理会計の導入による目標管理体制を構築することで、収益性の改善を目指しています。以上のIT戦略目標を達成するために、ERP基幹システムを導入しました。(図1) |
図1 |
2カ所の工場と本社、3カ所の営業所、配送センターと、事業所が7カ所に点在したいたため、社内の業務プロセスが複雑になっていましたが、IT化によってシンプルなものと情報の流れが実現します。ITを活用することで、多くの顧客数と商品アイテムそれぞれに効果的な分析を実践し、顧客ニーズに応える社内体制が可能です。経営管理指標をリアルタイムで把握することで、効果的な意思決定をスピーディに行うことを目指しています。
IT経営を実践する以前は6億円相当であった在庫が3億円相当に低減しました。借入金額は3億円削減。納期遅延が可視化し、40件から調整可能なレベルである8件まで減少しています。AAランクの商品切れは30件から3件に低減しました。従来ゼロだった社内提案の件数は年間で152件発生するようになり、自主的なプロジェクトが10件進行しています。
顧客からは「アンスコが元気になった」「アピールポイントが明確になってきた」「中堅・若手社員が育ってきた」と評価されています。増収増益を果たし、経常利益率も向上。月次決算に対応できる体制が整いつつあり、設備投資や人員計画、アクションプランを展開できるようになりました。
新規の基幹業務システムに財務会計・管理会計システムを統合させ、ERPとしてデータ活用の全社最適化を図ります。顧客・仕入先・協力工場など外部のネットワークを構築、企業間連携に基づく新しいビジネスモデルを実現し、より高い付加価値の創出を目指します。さらに社員採用においても企業の魅力を正しく伝える仕組みを構築することなどが、今後の課題として挙げられます。
| ITコーディネータ | : | 水口 和美(0006942001C) |
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